またね、またあしたね

会いたいなあ。


わたしの中のリカが嘆く。何度も何度も嘆く。いや、心の中ではものすごい勢いで叫んでる。

会いたいよー!ばーかばーか!ばいばいくらい言わせてよばーか!!!



ファンはいつだってリカだ。

決して届かない存在とわかっていながら、いつだってすきな人のことを思い続ける。追い続ける。

いつだってそうしてきたから。だってそれしかわかんないよ。


もうしばらく会えないなんて。会える未来が約束されていないなんて。

「またあした!」って言われたかった。「千穐楽来ない人なんているの?」って言われたかった。言いつけを守ってパンフをもう3冊買いたかった。割れんばかりのスタオベを贈りたかった。



でもね、いつだってそんな人だったよね。

りょうたくんはいつだって全力で、爆速だった。

いつも前しか見ていなくって、いろんなしがらみや理不尽の中でも自分が先頭に立って特攻隊のように突き進んでいく人。

周りの人をいつの間にか全員味方にして、わたしたちの不安や不満を平然とぜーんぶ背負って、一瞬で笑顔に変えてくれてる人。

誰が見ても泣いてたことがわかる腫らした目をしているときでさえ、いつだって笑顔だった人。

人のことばっかり考えていてサプライズがすきで自分のことなんて二の次三の次な人。

一度仲間だと思った人のことは、なにがあっても大事にする人。

どんなときもわたしたちを幸せに導いてくれる人。連れてってくれる人。


そんなところがいつだってだいすきで、いつだって信用できるから。

りょうたくんについていけば間違いないから。


ねえりょうたくん、今回はちょっとスピードがはやいよ、追いつけないよ、振り落とされちゃうよ。

いつもどおりしがみつかせてよ、ちょっと待ってよ、連れてってよ。


気づけばりょうたくんに甘えすぎていたし、頼りすぎていたんだなあ。



2013年。ある日の梅田芸術劇場。第一幕、公園の待ち合わせのシーン。最下手に座っていたわたしが振り返ったそのとき。

弾けんばかりのキラキラ笑顔のリョウタが一気にこちらに走ってくる姿に撃ち抜かれたとき、その瞬間にりょうたくんについていくことを決めた。

そんなはじまりだった。


それからの日々がとってもとっても楽しかった。

だいすきなThey武道のトライアングルが、どんどん綺麗な形に近づいていく過程を見守り続けられたこと、初めのうちはなかなか受け入れられなかった宇宙Sixを、りょうたくんのおかげでいつの間にかだいすきになっていたこと。

いつだってグループを引っ張って、グループのことがメンバーのことがだいすきなりょうたくんは、いつだって幸せそうだったね。

そんな姿を見ているのがだいすきだった。


りょうたくんに出逢えて、日常が煌めいただなんて大げさかもしれないけど、本当にそうだった。

いつだってわたしたちを幸せに導いてくれた。


そしていままでの会いたくても会えないアイドルを経て、怒涛の勢いで決まっていく外部の舞台も全部楽しかった。全部素晴らしかった。

カテコであったかいカンパニーに見守られながら、舞台の真ん中に立つりょうたくんのことが誇らしくてしょうがないんだよ。


りょうたくんは本当にステージの神様から愛される選ばし人。

どんな立ち位置で踊っていてもわたしにとってのセンターだったけど、やっぱりステージの0番に立つりょうたくんを見るのがだいすきだ。



わたしはキラキラアイドルのりょうたくんも、お芝居してるりょうたくんも、メンバーといるときの幸せそうなりょうたくんも、ひとりで戦っているりょうたくんも、全部全部だいすきだよ。

りょうたくんはいつだって何をしていたって、素敵な景色を見せてくれたよね。

りょうたくんがいてくれることで、みんなが幸せになれるんだよ。





りょうたくん、りょうたくんはいま後悔しているのかなあ。たくさん反省しているのかなあ。わたしたちと同じようにたくさん泣いたのかなあ。

悪いことは悪い、社会のルールは守らなきゃいけない。

それはもちろん猛省しなきゃいけないし、繰り返しちゃいけない。

ただ、太陽みたいな笑顔の裏で、本当はきっといろんな気持ちを抱え続けていたことに気づかなかったわけじゃないけど、いつもその気持ちを隠して、笑顔を絶やさずにたくさんのパワーを与え続けてくれるから、いつだってその思いに甘えてしまっていたんだなあ。

わたしたちに出来ること、もっとたくさんあったのかなあって後悔してしまうけど、山本亮太はいつだって完璧なアイドルであり、役者だった。



りょうたくん、りょうたくんはもっと自分の心と身体を大事にして、プライベートでもたくさんの人に愛してもらえる環境に身を置いてほしい。

どうかどうか、いま本気で叱ってくれて、りょうたくんの気持ちに本気で寄り添ってくれる人の手を恐れず握ってほしい。守られてほしい。たくさん甘えてほしい。

愛される才能をたくさん持ち合わせているのにもったいないよ、自分をもっと大事にしてよ、自分にもっと自信持ってよ。



叶うならば、いますぐりょうたくんのことを思っているみんなでりょうたくん家に押しかけて、ばっかじゃないの!ってわんわん泣きたいよ。ちゃんとりょうたくんの口から本当の気持ちを話してほしいよ。

「そういうこと!わかれ!!」っていつもりょうたくんは叫んでいたけど、ほんとそういうこと!わかれ!!!

そしてそのあとみんなでぎゅーっと抱きしめたいよ。


りょうたくんにはたくさんの仲間や先輩がいる。他人の相談に乗るばかりじゃなくて、自分のことをもっと話していいんだよ。きっとみんな求めてくれてるよ、待ってくれているよ。

いつだってあの天然人たらしの片えくぼ全開なキラキラ笑顔で、毎日元気に笑っててほしい。

もう絶対に行かないで。りょうたくんはひとりじゃないよ。




これからのりょうたくんの居場所は、周りを少し見渡しただけでもたくさんあるはずだし、新しい可能性も無限に広がっているから。


いままでやりたくてもなかなか実現することが難しかったことにたくさん挑戦できるね。

韓国へのダンス留学も、共演したかった方々とのお仕事も、山本亮太劇場設立も、現実味を帯びてきたなあってわくわくしちゃう。

りょうたくんはダンスやお芝居や舞台で輝く才能はもちろん、今まで繋いできたご縁やプレゼン力や企画力まで持ち合わせてる。


積み上げてきたたくさんのものを武器に、これからは自分の優先順位を高くして、もっと自由にわがままに生きてほしいよ。

はやくまたりょうたくんにたくさん振り回されて、素晴らしい景色をたくさんたくさん見たいよ。いつだって全力なりょうたくんが作り出すエンタメがだいすきだよ。山本亮太したいよ。



わたしたちはいつだってりょうたくんの味方だし、また近い未来にきっと会えるって信じているから。

もしりょうたくんがまた表舞台に立ちたいと思ってくれるなら、そのときは喜んで全力で応援させてね。待ってるね。


第一幕たのしかったね、幸せだったね、次はどんなエンタメを見せてくれるんだろうってわくわくしながら、第二幕のはじまりをずっと待ってる。

「一幕の終わりちょっと暗すぎないか?」「二幕がハッピーエンドなんだ、それでいいんだよ」なんて会話をしながら、幕間のあいだにパワーチャージしておかなくちゃ。はやく気持ちを整えて、メイク直ししなくっちゃ。

だってりょうたくんのことだからきっと、開演5分前のベルを鳴らす前に開幕させちゃうでしょ?




いつだって最高のステージをありがとう。



またね、またあしたね。







どんな未来も越えていける

そうさ愛言葉は僕らの"LOVE"

ただ君といるだけで幸せになれるから

その笑顔絶対に守り抜くよ



りょうたくんが望んでいる明日へ。